印度屋ヒストリーその2
開店から2年ほど、どれくらい暇だったかというと、
来店してくれるのは、近所のあばあちゃんか、隣の洋品店のお客さんが
「珍しいものがあるね」って、覗いてくれるくらい。
一日一人か二人。
実際、商品もあまり置いて無かったし、宣伝は全くしてなかったです。
そんな状態でも、なぜ「店を続けていける」と思ったかというと、
夫が、名古屋の繁華街のど真ん中で開催される、
ちょっとお洒落な青空フリーマーケットに月に2度ほど出店していて、
(当時は、今とは全く違う感じのもので、日本中でフリマブームが始まる前の話し)
そしてなぜか、そこでは売れたのですよ。
「これって、場所柄かな?」
「そのうち大垣でも認めてもらえるかも!」
と楽天的に考え、フリマで稼いだお金をすべて次の仕入れへ。
一ヶ月くらいかけて
タイ、ネパール、インド、インドネシアと
売れるかよく分からないものをせっせと買出し。
結果、やっぱり大して売れない(笑)
でも、しかし!
商品が増えるにしたがって、
すごく個性的なお客さんたちが集まって来るようになって、
その個性的な方々が、さらに個性的な人たちに紹介してくれてと、
売れないけどすごく面白い会話が出来る感じになってきました。
つづく