何故か三線始めましたプラス 最終回
初めて三線に触れてから3か月目くらいの10月のまだまだ暑い日の話。
私の実家は公共の乗り物を乗り継いで1時間くらいの距離にあります。
施設に入ってる母を実家に連れて帰って妹達と一緒にそこで食事、
その後、片付けなどをしてから帰るというのが月一の行事です。
その日は、実家の前の花壇が草だらけで、母がすごく気にしていたので
せっせと綺麗にしました。
そして、そろそろ帰ろうかな思ったところへ、細身の女性が背中に何かを背負って
私の方にズンズン歩いてきました。思わず
「楽器ですか?」
とためらいもせず聞いてしまったのです。
それから、彼女はこんな不躾な質問に明るく答えてくれたところによると
背中に背負っているのは三線で、初めてまだ二か月!(ほぼ一緒でびっくり!)
今日はお稽古帰りでこれからまだ20分ほど歩いて帰る。
ここまでも、30分くらいは歩いて来ていて合計1時間弱。と
「私も、三線始めたばっかりでもう夢中なんです。」
などと立ち話で盛り上がり僅かなの時間でしたが幸せな気持ちに。
元気なパワーになにか縁を感じてもっとお話ししたいと思いましたが、
このご時世でいきなり連絡先交換しませんか?とも言えず
自己紹介的に自分が商ってる店の名前と場所だけは伝えました。
そしてなんと、その夜、彼女はネットで私の店を探してくれて
店宛てにメールをくれたのです。
こんな不思議な縁で、私が「新しい三線を買いたい」と思ったときに最初に彼女に相談しました。
お店とお稽古場は一緒だと知りました。
その後無事、お店で実際に手に取って選んで購入できました。
お店は実家から車で10分ちょっと、こんなに近くっても知らなかった。
本当に不思議な縁ってあるし、ワクワクは年齢に関係なく訪れるなぁってつくづく思います。
さて、とりあえず、三線話はこれで終わりです。
いつかめっちゃ上手に演奏できるようになったら続きを書くかもね。