印度屋ヒストリー番外編2
今回は、朝日屋印度商会の宝物の話しをします。
商売を始めた時点ではルールがなく、他にお手本もありません。
「何を売ったらいいの?」といろいろ悩んだ答えは
「お客さまの欲しいもの」です。
それを捜し求め仕入れる、もしくは自分たちで作って、お客様に提供する。
このスタイルは商売を始めてから現在までほとんど変わりません。
(もちろん、私たちに似合わないものは避けて来ましたが)
「こんな感じのあれが欲しい」とか
「いろいろ探したんだけど無いんだよね」とか
言ってくれるお客様方は店の宝物の一つです。
そして、二つ目の宝物は旅先で出会った友人たちです。
かつて、ぶらぶら旅を続けた結果いろいろな人脈が出来ました。
ネットでの情報が全く無かった時代、
友人たちが世界中の国々に長く滞在して、
得たとってもマニアックな情報のおかげで
アジア、アフリカ、北米、中米、中国
どの国でも、直接仕入れに行くことが出来ました。
そして、最後の宝。といってはおこがましいのですが、
例えば、夫は彫金を、私は革細工をやりますが、
どちらも自己流で初めての作品から代金を頂きました。
そういったずうずうしい根性と手先の器用さは、
宝と呼べると思います(笑)