印度屋ヒストリー その9
シルバーアクセサリーの始まり!
3年ぶりくらいに、印度屋ヒストリーを書きます。
商売を始めて7年頃から、世の中に今に繋がる一大ブームの流れがやってきました。
有名な歌手や男優等がドラマやCDのジャケット写真の中で
さまざまなシルバーアクセを身に着けるのが流行り始めたのです。
その中で今もなお主流となって人気があるのは
1988年リチャード・スターク氏によって設立された、Chrome Hearts
高橋吾郎氏によって設立された老舗、Goro's
どちらも始まりはレザーワークと言う共通点が面白いですね。
そのほか、素敵なブランドが立ち上がって今でも沢山残っています。
本当に素敵なものは、形が変わっても残っていくもんだな~と思います。
流行とは無縁な当店がシルバーアクセサリーをいち早くはじめ
今で続けている3つの理由があります。
一つめ
都心から遠く離れた場所にある当店のお客様にも、
早くから流行に敏感な人たちが沢山いました。
アジアンな銀アクセサリーを扱ってる当店へ来て
雑誌の切り抜き等を手に、
「こんなのが欲しいのだけど」「こういうのある?」
こんな要望に私達が何とか答えたいという強い気持ちがありました
二つめ
私も夫も流行前から銀製のアクセサリーは大好きで
(夫はインディアンジュエリー、私はエスニックシルバー)
海外でオーダーできる店等の知識があり、
全国の旅仲間の同業者たちも敏感に反応していて情報交換も出来ました。
三つめ
インターネットも無ければyoutubeもない時代、
男性物の大きなアクセサリーの制作の情報は全く無かった時代でした。
運が良かったのが、私の学生時代の友人がシルバーアクセサリーの
職人でデザイナーだったのです。
主人は自己流で彫金の技術を身につけ
判らない事や道具についてその友人から教えてもらう事がきました。
彫金等の技術があったのは、商売を続けてこれた大きな要因だと思います。
恵まれた人の繋がりのお陰で、
自然とエスニック小物からシルバーアクセサリーへといった流れになり、
現在の当店に繋がる土台が出来ました。